日常(読み)ニチジョウ

デジタル大辞泉 「日常」の意味・読み・例文・類語

にち‐じょう〔‐ジヤウ〕【日常】

つねひごろ。ふだん。平生。「日常用いる道具」「日常会話」「日常性」
[補説]書名別項。→日常
[類語]ふだん日頃ひごろ常日頃つねひごろ常常いつも平生へいぜい平素平常通常常時常住行住座臥ぎょうじゅうざが常に絶えず終始始終ずっと日夜夜昼絶え間ない明け暮れ明けても暮れても寝ても覚めても朝な夕な昼夜をおかず昼夜を分かたず夜を日に継ぐ人生せい生活現世生き方

にちじょう【日常】[書名]

清岡卓行詩集。昭和37年(1962)刊。
金子兜太の第14句集。平成21年(2009)刊。本作に至る長年業績により、第51回毎日芸術賞特別賞受賞。

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精選版 日本国語大辞典 「日常」の意味・読み・例文・類語

にち‐じょう‥ジャウ【日常】

  1. 〘 名詞 〙 つねひごろ。ふだん。平生。
    1. [初出の実例]「塩酸曹達は人々普く知る所の海塩にして日常の食味を調し百般の技術に用ること多し」(出典:舎密開宗(1837‐47)内)

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改訂新版 世界大百科事典 「日常」の意味・わかりやすい解説

日常 (にちじょう)
生没年:1216-99(建保4-正安1)

中山法華経寺(現,千葉県市川市)の開山。もとの名を富木常忍(ときじようにん)という。常忍は下総国守護千葉頼胤の家臣であった。1254年(建長6)たまたま日蓮に会ってその教化を受け,終生変わらぬ檀越(だんおつ)(信者)として尽くした。日蓮から深く信頼されてたびたび消息を送られ,とくに佐渡の流罪地から託された《観心本尊抄》(国宝)は,日蓮の信仰世界を示すもっとも貴重な著述として有名である。日蓮の在世中は,下総地方に住む信者の中心として活動し,日頂を支えて《法華経》の信仰に励んだ。日蓮が没すると,自宅を改めて法華寺を開創し,日頂を住持として中山法華経寺の基礎を築いた。しかし,やがて両者の間に隙を生じたので日頂を追放,日常と改名してみずから住持となった。日蓮から賜った著書や消息を集め,聖教殿(しようぎようでん)を設けて後世に伝えようと《本尊聖教目録(ほんぞんしようぎようもくろく)》と題する目録を作成し,後事を日高に託して没した。
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デジタル大辞泉プラス 「日常」の解説

日常

①あらゐけいいちによるギャグ漫画。『月刊少年エース』にて2006年~2015年まで連載。角川コミックス・エース全10巻。
②①を原作とする日本のテレビアニメ。とある県立高校を舞台とするシュールなギャグ作品。放映はテレビ愛知ほか(2011年4月~9月)。制作京都アニメーション監督:石原立也。声の出演:今野宏美、古谷静佳、本多真梨子ほか。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日常」の解説

日常 にちじょう

富木日常(とき-にちじょう)

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普及版 字通 「日常」の読み・字形・画数・意味

【日常】にちじよう

日ごろ。

字通「日」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の日常の言及

【法華経寺】より

…一般に中山法華経寺または中山の鬼子母神とも呼ばれている。当寺は,日蓮の檀越(だんおつ)の富木常忍(ときじようにん)(日常)が出家して,邸を寺とした法華寺と,同じく日蓮の帰依者である大田乗明(じようみよう)の邸跡に建てられた本妙寺とからなり,両寺一主制がとられていたが,戦国時代に合体して法華経寺となった。大寺院としての基礎を確立したのは南北朝期の初めで,千葉胤貞流一族の保護のもとに,3代の日祐(にちゆう)(1298‐1374)が目覚ましい伝道活動を展開したことによる。…

※「日常」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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