西の文の氏(読み)かわちのふみのうじ

精選版 日本国語大辞典 「西の文の氏」の意味・読み・例文・類語

かわち‐の‐ふみのうじかはち‥ふみのうぢ【西文氏・河内文氏】

  1. 四世紀末ごろの帰化人王仁(わに)子孫阿知使主(あちのおみ)の子孫である東(大和)文氏に対していう。河内に住み、西文首(かわちのふみのおびと)を称して文筆記録をつかさどる。のちの姓(かばね)忌寸(いみき)

西の文の氏の補助注記

「続日本紀‐延暦一〇年四月戊戌」に「文忌寸、元有二家、東文称直、西文号首、相比行事、其来遠焉、今東文挙家既登宿禰、西文漏恩猶沈忌寸」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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