西域聞見録(読み)せいいきぶんけんろく(英語表記)Xi-yu wenjian-lu; Hsi-yü wen-chien-lu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「西域聞見録」の意味・わかりやすい解説

西域聞見録
せいいきぶんけんろく
Xi-yu wenjian-lu; Hsi-yü wen-chien-lu

中国清朝東トルキスタン (のちの新疆省,現在の新疆ウイグル自治区) 関係の地誌。椿園七十一撰。8巻。乾隆 42 (1777) 年完成。別名『新疆外藩紀略』『異域瑣談』など。みずからの現地調査に基づいた紀行文として独自の内容をもち,『欽定皇輿西域図志』や『欽定新疆識略』などの官撰の地誌にはみられない重要な内容を含んでいる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android