もち

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 船方仲間で、和船の飛蝉(とびせみ)や蝉つまり身縄などを巻くための滑車の車をいう。〔日葡辞書(1603‐04)〕
〘副〙 「もちろん(勿論)」を略していう語。
※淡彩の処女(1930)〈北村寿夫〉二幕「『奥さん、今日はごいっしょなんですね?』『うちと…?』『モチ』」
(動詞「もつ(持)」の連用形から) 動詞の具体的な意味が薄れて、格助詞的に用いられたもの。材料・手段を表わす。…で(もって)。
※万葉(8C後)二〇・四三九八「はや帰りこと ま袖毛知(モチ) 涙を拭ひ むせひつつ 言問ひすれば 群鳥の 出で立ちかてに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

ノーブレスオブリージュ

《「ノブレスオブリージュ」とも》身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

もちの関連情報