もち

精選版 日本国語大辞典「もち」の解説

もち

(動詞「もつ(持)」の連用形から) 動詞の具体的な意味が薄れて、格助詞的に用いられたもの。材料・手段を表わす。…で(もって)。
※万葉(8C後)二〇・四三九八「はや帰りこと ま袖毛知(モチ) 涙を拭ひ むせひつつ 言問ひすれば 群鳥の 出で立ちかてに」

もち

〙 「もちろん(勿論)」を略していう語。
※淡彩の処女(1930)〈北村寿夫〉二幕「『奥さん、今日はごいっしょなんですね?』『うちと…?』『モチ』」

もち

〘名〙 船方仲間で、和船の飛蝉(とびせみ)や蝉つまり身縄などを巻くための滑車の車をいう。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

半夏生

半夏ともいう。七十二候の一つで,本来は夏至後 10日目から小暑の前日までをいったが,現行暦では太陽の黄経が 100°に達する日 (7月1日か2日) を半夏生とし,雑節の一つとして記載している。この頃半...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android