西天二十八祖(読み)さいてんにじゅうはっそ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「西天二十八祖」の意味・わかりやすい解説

西天二十八祖
さいてんにじゅうはっそ

インドで禅の伝灯を伝えたとされる 28人の祖師たちをいう。禅の教えは釈尊の弟子摩訶迦葉を第一祖として菩提達磨を第二十八祖とする系譜で中国に伝えられたとするが異説もある。『六祖壇経』には「迦葉,阿難,末田地,商那和修,優婆きく多,提多迦,仏陀難提,仏陀蜜多,脇比丘,富那奢,馬鳴大士,毘羅尊者,龍樹大士,迦那提多,羅ご羅多,僧伽那提,僧伽耶舎,鳩摩羅駄,闍夜多,婆修槃頭,摩拏羅,鶴勒那,師子比丘,婆舎斯多,優波掘多,婆須密多,僧迦羅叉,菩提達磨」とある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android