西蜆新田村(読み)にししじみしんでんむら

日本歴史地名大系 「西蜆新田村」の解説

西蜆新田村
にししじみしんでんむら

[現在地名]十四山村西蜆

西は善太ぜんた川支流を挟んで鳥ヶ地とりがんじ新田村、北は子宝こだから新田村に接する慶安三年(一六五〇)開墾たから川沿いの小村。「徇行記」によれば、村高二六五石余のすべてが蔵入地。田は一九町三反一畝余、畑は四町五反三畝余。「寛文覚書」に戸数一〇、人数六七とある。「徇行記」は「東蜆新田・亀ケ地新田ト一ツヽキニ村落連レリ、此内高持百姓ハ只三戸アリテ、其余ハ皆無高百姓ナリ、蟹江本町村・大宝新田・同前新田・鳥ケ地新田アタリノ富戸ノ持高百八十五石ホトモアリ、加地子米ハナク受作スルト也、庄屋元八屋ツクリヨシ、其余ハ小百姓ハカリ也」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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