西覚寺小路(読み)さいかくじこうじ

日本歴史地名大系 「西覚寺小路」の解説

西覚寺小路
さいかくじこうじ

[現在地名]柳川市常盤町ときわまち

鉄炮てつぽう小路の東に並行する通りに沿った小路。小路の名称は北部土手下東側にある西覚寺(現真宗大谷派)に由来する。享保八年(一七二三)から同一一年の状況を示すとみられる町小路等絵図によれば竈数四四。道幅二間・長さ九八間余。西覚寺の開山円誓は元来明尊みようそん寺住職であったが、田中氏家老石崎若狭から本願寺派に改派を強いられた際、同寺を出て西覚寺を創建したとされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android