西野綱三(読み)ニシノ コウゾウ

20世紀日本人名事典 「西野綱三」の解説

西野 綱三
ニシノ コウゾウ

昭和期のラグビー監督 元・日本ラグビー協会専務理事。



生年
明治34(1901)年10月6日

没年
昭和59(1984)年6月15日

出身地
東京都

学歴〔年〕
早稲田大学卒

経歴
昭和2年の早大ラグビー部豪州遠征メンバーの1人で、伝統のゆさぶり戦法はこの遠征をもとに生まれた。23年に同部監督として戦後初の全国制覇を果たすなど計6シーズン監督を務めたほか、33年来日の対オールブラックス・ジュニア戦では全日本監督。ラグビーの国際交流に尽力、英本国から初めて27、28年とオックスフォード、ケンブリッジ両大チームの来日を実現させた。のち朝日新聞東京本社企画部長。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西野綱三」の解説

西野綱三 にしの-こうぞう

1901-1984 昭和時代のラグビー選手,監督。
明治34年10月6日生まれ。昭和2年早大ラグビー部のオーストラリア遠征に参加,のち伝統となるゆさぶり戦法をまなぶ。23年早大監督として全国制覇。27年オックスフォード大,28年ケンブリッジ大チームの来日を実現させた。朝日新聞社企画部長。日本ラグビー協会専務理事。昭和59年6月15日死去。82歳。東京出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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