遠征(読み)エンセイ

デジタル大辞泉 「遠征」の意味・読み・例文・類語

えん‐せい〔ヱン‐〕【遠征】

[名](スル)
遠方の敵を征伐しにいくこと。「十字軍の大遠征
試合登山探検などで遠方へ出かけていくこと。「日本チームのアメリカ遠征」「ヒマラヤ遠征する」
[類語]従軍挙兵旗揚げ蜂起出兵派兵出征出陣

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精選版 日本国語大辞典 「遠征」の意味・読み・例文・類語

えん‐せいヱン‥【遠征】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 遠方の地に征伐に行くこと。
    1. [初出の実例]「四方に遠征し殆んど亜細亜の一大洲を并呑し」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐定公五年〕
  3. 遠方の地まで探検、調査、試合などに行くこと。
    1. [初出の実例]「嗟予老矣罷遠征、臥遊聊自寄幽情」(出典:星巖集‐丙集(1837)梨花村草舎一支集・明星津石歌)
    2. [その他の文献]〔阮籍‐詠懐詩〕

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普及版 字通 「遠征」の読み・字形・画数・意味

【遠征】えん(ゑん)せい

遠行。遠く征伐する。唐・李白〔子夜呉歌、四首、三〕詩 何れの日か、胡らげ 良人征を罷(や)めん

字通「遠」の項目を見る

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