見好・見良(読み)みよい

精選版 日本国語大辞典 「見好・見良」の意味・読み・例文・類語

み‐よ・い【見好・見良】

〘形口〙 みよ・し 〘形ク〙
見た目によい。醜くない。見苦しくない。
※虎寛本狂言・牛馬(室町末‐近世初)「扨そなたの乗た形(な)りは見能いが、身共が乗たなりはまへが遠うて何とやら見ぐるしうおりやる」
赤西蠣太(1917)〈志賀直哉〉「あれかこれかと指を箸にした手を菓子の上でまごまごさす見よくない癖があった」
② はっきりと見ることができる状態にある。
③ 理解しやすい、わかりやすい。見やすい。
史記抄(1477)三「賜栄伯と云賜字をば、尚書には、俾栄伯と作たが見よいぞ」
みよ‐げ
〘形動〙

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