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観験 かんげん

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

観験 かんげん

?-? 平安時代後期の僧,声明(しょうみょう)家。
真言宗。高野山三宝院にはいる。久安3年(1147)乱立した真言声明の流派を統合するため仁和(にんな)寺の覚性(かくしょう)入道親王があつめたという声明家15人のひとり。観験の流派は,師の宗観(大進上人)の「進」をとり,進流として4大流派のひとつにみとめられた。寛験ともかく。

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朝日日本歴史人物事典の解説

観験

生年:生没年不詳
平安末期の真言宗の声明家。寛験とも。真言声明の流派乱立を統合整理するために,仁和寺の覚性が久安年間(1145~51)に(一説には仁安年間〈1166~69〉とも)結集させたと伝えられる15人の声明家のひとり。評定の結果,観験の師匠である宗観(大進上人)の「進」をとり,観験の流派は,進流として真言声明4大流派のひとつに認定されたという。真言宗の事相(声明,所作,装束法具などの威儀を含む)の流派である小野流の禅信系と宗観系の伝承を合わせ伝え,さらに広沢流も学んだ観験は,のちに進流の本拠を高野山(南山)に築くうえで重要な役割を果たしたと考えられる。

(高橋美都)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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