言ひ叶ふ(読み)イイカナウ

デジタル大辞泉 「言ひ叶ふ」の意味・読み・例文・類語

いい‐かな・う〔いひかなふ〕【言ひ×叶ふ】

[動ハ下二]巧みに表現する。
「このごろの歌は一節ひとふしをかしく―・へたりと見ゆるはあれど」〈徒然一四

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精選版 日本国語大辞典 「言ひ叶ふ」の意味・読み・例文・類語

いい‐かな・ういひかなふ【言叶】

  1. 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 巧みに言い表わす。場面に適した表現をする。
    1. [初出の実例]「この比の歌は、一ふしをかしくいひかなへたりと見ゆるはあれど」(出典:徒然草(1331頃)一四)

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