言上書(読み)ごんじょうがき

精選版 日本国語大辞典 「言上書」の意味・読み・例文・類語

ごんじょう‐がき ゴンジャウ‥【言上書】

〘名〙 言上の旨をしたためた書面
狂言記・八尾地蔵(1730)「先言上書を見よふ。えんもじさま参る、地よりとかかれた」

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世界大百科事典(旧版)内の言上書の言及

【上書】より

…臣下からその主人へ上(たてまつ)る意見を開陳した書面。言上書ともいい,後世の上申書,建白書に同じ。元来は中国の名辞で,天子に書を奉(たてまつ)ること,またその文体の名であって,単なる事物に関する報告書,答申書よりは積極的であり,江戸時代中期,政治・経済について改革の意見を幕府や藩に上呈した建言書を言い,重みがある。…

※「言上書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」