言葉なし(読み)コトバナシ

デジタル大辞泉 「言葉なし」の意味・読み・例文・類語

言葉ことばな・し

なんと言ってよいかわからない。言いわけの言葉に窮する。
「我が怠り思ひ知られて―・き心地するに」〈徒然・三六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「言葉なし」の意味・読み・例文・類語

ことば【言葉】 なし

① 言うべきことばがない。弁解することができないさまや悲歎にくれてしゃべることもできないさまにいう。
徒然草(1331頃)三六「我が怠り思ひ知られて言葉なき心地するに」
② 誰もが押し黙っているさまをいう。「寂(せき)としてことばもない」

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