詰切(読み)つめきる

精選版 日本国語大辞典 「詰切」の意味・読み・例文・類語

つめ‐き・る【詰切】

[1] 〘自ラ五(四)〙 絶えずある場所に居つづけ、勤務待機をする。
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉後「翌日もお種は隠居所に詰切って居るので」
[2] 〘他ラ五(四)〙 全部つめてしまう。

つめ‐きり【詰切】

〘名〙 ある場所に絶えずいること。常詰。つめっきり。
夢酔独言(1843)「兄きが御代官を勤たが、信州へ五ヶ年つめきりをしたが」

つめっ‐きり【詰切】

〘名〙 「つめきり(詰切)」の変化した語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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