語成・語為(読み)かたりなす

精選版 日本国語大辞典 「語成・語為」の意味・読み・例文・類語

かたり‐な・す【語成・語為】

〘他サ四〙
① (上に修飾語句を伴って) そのような語り方をする。語る顔つきや態度を目立ったものにする。
源氏(1001‐14頃)明石「はかばかしうもあらず、かたくなしうかたりなせど」
② 話の内容作為を加えて話す。形を変えて話す。
徒然草(1331頃)七三「まして年月過ぎ、境も隔りぬれば、言ひたきままに語りなして」

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