豊竹 呂太夫(初代)(読み)トヨタケ ロダユウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「豊竹 呂太夫(初代)」の解説

豊竹 呂太夫(初代)
トヨタケ ロダユウ


職業
義太夫節太夫(文楽)

本名
上西 吉兵衛

生年月日
天保14年

出生地
大坂・天満(大阪府)

経歴
大坂・天満の“はらはら薬”本家二男で“はらはら屋の呂太夫”と呼ばれた。素人浄瑠璃から入り、素人名は先代の名素人、呂篤を継いだ。明治5年30歳で道頓堀竹内芝居に出たのが玄人太夫初舞台。のち初代古靭太夫の門に入り、初めて呂太夫を名乗り、稲荷文楽軒の芝居で自己改名披露。17年文楽座が松島から御霊に移った時以来同座に出演。時代物を得意とし、「菅原」の時平を当たり役とした。太い伸びのある音量で魅了した。36年引退。

没年月日
明治40年 3月30日 (1907年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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