貝吹いて逃ぐる(読み)かいふいてにぐる

精選版 日本国語大辞典 「貝吹いて逃ぐる」の意味・読み・例文・類語

かい【貝】 吹(ふ)いて逃(に)ぐる

  1. そらとぼけて逃げることにいう。「貝吹いて」は「掻伏いて(身をかがめて)」に、山伏が、逃げる合図のほら貝を吹くことを掛けていったもの。
    1. [初出の実例]「山伏は、貝吹いてこそ逃げにけれ、たれ追ひかけてあびらうんけん」(出典:謡曲・安宅(1516頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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