賀茂里(読み)かものさと

日本歴史地名大系 「賀茂里」の解説

賀茂里
かものさと

古代郷里制下の川津かわづ郷の里。天平七年(七三五)一〇月の平城京跡出土木簡(「平城宮木簡概報」二二―二六頁)に「川津郷賀茂里」とみえる。比定地については、地名の由来とされる海民集団賀茂氏の分布とかかわるとして海に面した現河津町縄地なわじ付近とする説があるが、現南伊豆町に所在したと考えられる賀茂郷青野あおの川流域とはいえ月間つくま郷より内陸である点などを考えると問題もあろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android