走風性(読み)そうふうせい

精選版 日本国語大辞典 「走風性」の意味・読み・例文・類語

そうふう‐せい【走風性】

〘名〙 生物空気の流れに対して示す走性趨風(すうふう)性。走流性。

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デジタル大辞泉 「走風性」の意味・読み・例文・類語

そうふう‐せい【走風性】

空気の流れによって起こる走性トンボやガは風上に向かう正の走風性を示すことが知られる。

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世界大百科事典(旧版)内の走風性の言及

【走性】より

…taxisの語源はギリシア語で,〈秩序づける〉,転じて〈定位する〉という意味。例えば,ガその他の虫が光に向かって飛んできたり(光(ひかり)走性または走光性),魚が流れに逆らって泳いだり,トンボやガが風に逆らって飛んだりする(流れ走性,走流性,走風性)現象がそれにあたる。刺激の種類によってこのように光走性,流れ走性と呼ばれるが,このほか,においのある化学物質に対しておこる化学走性(走化性――ハエなど多くの昆虫にみられる),一定の音に対する音響走性(走音性――カなど),重力走性(走地性――カタツムリなど),一定の温度あるいは湿度の場所に集まってくる温度走性,湿度走性(走温性――ゾウリムシなど,走湿性――ミミズなど)など,生物にはさまざまな走性が認められる。…

※「走風性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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