最新 地学事典 「超伝導磁力計」の解説
ちょうでんどうじりょくけい
超伝導磁力計
superconducting magnetometer
超伝導量子干渉素子(super conducting quantum interference devise:略称SQUID)を用いた高感度の磁力計。通常液体ヘリウム温度で動作する低温超伝導SQUIDを用いる。岩石試料などの微弱な残留磁化を測定するためには,超伝導シールドなどによって外部磁場から遮へいされた磁力計内部の空間に検出コイルを置く。10-11Am2程度の実用感度をもつ。堆積岩を古地磁気学の対象とすることは,超伝導磁力計の普及によって一般化した。資源探査用の空中観測磁力計や坑内磁力計,亀裂検出のための非破壊計測装置なども,高温超伝導SQUIDを中心に開発されている。目的に応じて偏差計(グラジオメーター)として用いることもある。
執筆者:鳥居 雅之・小田 啓邦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

