世界大百科事典(旧版)内の超ESP仮説の言及
【霊魂】より
…当時欧米で流行していた交霊会で霊媒が起こす心霊現象を手がかりに死後生存を証明しようとする研究者の中には著名な学者も少なくなかったが,死後生存仮説にある程度そったデータは得られたものの,批判者を納得させるだけの結果は得られなかった。その後現在に至るまで,死後生存を証明しようとする超心理学的な研究は決して少なくないが,1950年代に,現存のあらゆる人間や事物が情報源になりうるとする〈超ESP仮説〉という,死後生存仮説の強力な対抗仮説が登場したこともあって,精力的な研究が続けられてはいるものの,死後生存の証明はきわめて難しいこととされている。 現在,超心理学の中での死後生存の研究には,霊媒現象mediumship,霊姿体験apparition,肉体離脱体験out‐of‐body experience,前世記憶reincarnation memory,臨終時体験deathbed observation,ポルターガイスト現象Poltergeist phenomenaの研究などがある。…
※「超ESP仮説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」