越後国郡絵図(読み)えちごのくにこおりえず

日本歴史地名大系 「越後国郡絵図」の解説

越後国郡絵図(頸城郡絵図・瀬波郡絵図)
えちごのくにこおりえず

二鋪 四三〇×六八四センチ・二二〇×六八〇センチ

原本 上杉憲隆氏

写本 新潟県立図書館・上越市立高田図書館

解説 上杉氏による文禄検地結果絵図に仕立てたものといわれ、成立は文禄頃とも慶長二年ともされる。頸城郡絵図と瀬波郡絵図の二鋪が現存し、確実な越後絵図として最も古い。地勢・城館・町村などを景観描写し、村ごとに知行主・高・戸口などを記す。

刊本 東京大学史料編纂所版(昭和五八年・五九年刊)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android