越智観世(読み)おちかんぜ

精選版 日本国語大辞典 「越智観世」の意味・読み・例文・類語

おち‐かんぜをちクヮンゼ【越智観世】

  1. 〘 名詞 〙 猿楽観世流の一派。世阿彌元清の嫡子十郎元雅が大和国越智村で、越智十郎太夫を名乗って、創立したといわれる座。二、三代で断絶した。
    1. [初出の実例]「一太鼓 観世新三郎 おち観世方の者也」(出典:わらんべ草(1660)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android