足ることを知る(読み)たることをしる

故事成語を知る辞典 「足ることを知る」の解説

足ることを知る

あまり欲を持たないで、ある状態で満足するようにすること。

[使用例] 足ることを知るということが、自分には出来ない。自分は永遠なる不平家である[森鷗外妄想|1911]

[由来] 「老子」でくり返し説かれている考え方。たとえば「老子―四四」には、「足ることを知ればはずかしめられず、むことを知ればあやうからず(満足することを知っていれば、恥をかかされることはないし、ある限度でやめることを知っていれば、失敗することもない)」とあります。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む