足を空(読み)あしをそら

精選版 日本国語大辞典 「足を空」の意味・読み・例文・類語

あし【足】=を[=も]空(そら)

  1. 足も地につかないくらいうろたえてあちこち急ぎ歩くこと。また、そのようにあわてふためくさま。
    1. [初出の実例]「車の男ども足をそらにてまどひ倒れて」(出典:落窪物語(10C後)二)
  2. 気もそぞろになって浮かれ歩くさま。
    1. [初出の実例]「これより身持我儘になりて、足を空になし〈略〉此処彼処遊びさまよふ浮れ者と成にけり」(出典:仮名草子・浮世物語(1665頃)一)

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