足駄を履く(読み)アシダヲハク

デジタル大辞泉 「足駄を履く」の意味・読み・例文・類語

足駄あしだ・く

実際値段より高い値をつけて、差額を稼ぐ。
「売り物え物の度に只は通さねえ。是非―・くやつだ」〈滑・浮世床・初〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 アシダ 実例

精選版 日本国語大辞典 「足駄を履く」の意味・読み・例文・類語

あしだ【足駄】 を 履(は)

  1. 買い物などのとき、本当の値より高く言って、上前をはねる。値段を高く見せかける。あたまをはねる。ぴんはねする。
    1. [初出の実例]「売物買物の度に只は通さねへ。是非足駄(アシダ)を履(ハ)くやつだ」(出典滑稽本・浮世床(1813‐23)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む