躙り上がる(読み)にじりあがる

精選版 日本国語大辞典 「躙り上がる」の意味・読み・例文・類語

にじり‐あが・る【躙上】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. ひざをつくようにしてじりじりと上がる。
    1. [初出の実例]「村右衛門最前の所へにじりあがり、勝手口の襖間に身をよせ」(出典:浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)二)
  3. 徐々に出世する。
    1. [初出の実例]「不慮に、かこひをにじりあがりて、れきれきのなみにつらなる事は」(出典:評判記・難波物語(1655))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android