精選版 日本国語大辞典 「躙上」の意味・読み・例文・類語
にじり‐あがり【躙上】
〘名〙
① にじりあがること。
② =にじりぐち(躙口)
※利休客之次第(1587)「にじりあがりの内へ入さまに両わき、次に上を見て、扨床を見やりて入事よき也」
③ 長雨がやっと晴れること。
にじり‐あが・る【躙上】
〘自ラ五(四)〙
① ひざをつくようにしてじりじりと上がる。
※浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)二「村右衛門最前の所へにじりあがり、勝手口の襖間に身をよせ」
② 徐々に出世する。
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