身いたずらになる(読み)みいたずらになる

精選版 日本国語大辞典 「身いたずらになる」の意味・読み・例文・類語

み【身】 いたずらになる

  1. 他にとってむなしい存在となる。役に立たなくなる。
    1. [初出の実例]「唯、うへ、おとどのおぼさむ事の、限りなく畏く、身のいたづらにならん事をばおぼされじと思う給ふるにこそ侍れ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)嵯峨院)
  2. 身が滅ぶ。破滅する。また、死ぬ。
    1. [初出の実例]「身のいたづらになるともおもひ給へず、心ざしのむなしうなりぬるこそいみじけれ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)祭の使)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android