身晒(読み)みしゃり

精選版 日本国語大辞典 「身晒」の意味・読み・例文・類語

み‐しゃり【身晒】

  1. 〘 名詞 〙 もし約束をたがえたならば、神仏の罰を受けて、この身は髑髏(しゃれこうべ)となってもよい、または身が腐ってもよいという意の自誓のことば。誓文みしゃり。みしゃれ。みしゃりびゃくらい。みしゃれかったい。
    1. [初出の実例]「人と雑談し侍る時仮初ごとにも、仏祖天道神八幡氏神照覧〈略〉ゐずくみ、みしゃり〈略〉などと、おそろしき誓言すること」(出典:かた言(1650)一)

み‐しゃれ【身晒】

  1. 〘 名詞 〙 「みしゃり(身晒)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「見しゃれ・くされくされの事」(出典:評判記・吉原用文章(1661‐73)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android