…これは産卵・索餌のため回遊する魚群は,それぞれ,接岸の場所・時期がきまっているので,その習性を利用して網を建てるのである。その構造は,沖合にむけて垣網(かきあみ)をはり出して魚群の進路をたちきり,この網に当たった魚を沖合にむけ誘導し,垣網のさきに設けられた身網(みあみ)(囊網(ふくろあみ))へおとしいれるしくみになっている。錨や土俵で海中にがんじょうに固定設置され,2~3ヵ月から1ヵ年近くも建て込んだままおかれる。…
※「身網」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」