車を摧く(読み)くるまをくだく

精選版 日本国語大辞典 「車を摧く」の意味・読み・例文・類語

くるま【車】 を 摧(くだ)

人の心が変わりやすく頼みがたいのを車が破損することにたとえた語。
※遠島御百首(1236頃)雑「人ごころ憂しともいはじ昔より車をくだく道にたとへき」 〔白居易新楽府・太行路〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「車を摧く」の意味・読み・例文・類語

くるまくだ・く

白居易「新楽府・太行路」から》人の心が変わりやすく頼ることができないことを、けわしい路で車が破損することにたとえた語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android