車軸税(読み)しゃじくぜい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「車軸税」の意味・わかりやすい解説

車軸税
しゃじくぜい

自動車の車軸あたり重量 (軸重) に応じて賦課される税。日本では未設定。道路建設・維持の費用はその利用に則して徴収されるべきであるとの考え方の一環として,車両による道路破損度 (軸重に比例する) に応じても税率に差を設けようとするもの。アメリカの AASHTO(American Association of State Highway and Transportation Officials)の道路テストでは,破損度は軸重の増加率の4乗に,またイギリス政府の実験では6乗に比例するとの結果が得られている。フランスなどではこれらの実験結果を参考として車軸税が採用されており,各国でもその導入が検討されつつある。 (→自動車関係諸税 , 自動車重量税 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android