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軍備競争 ぐんびきょうそうarms race

翻訳|arms race

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

軍備競争
ぐんびきょうそう
arms race

国家間に行われる軍備の量的および質的競争をいう。軍備の効果は相対的なもので,対立する国の間には常に競争が行われているが,特に大国間ではその時代の国際関係に大きな影響力をもつ軍備増強が激しく競われてきた。第1次世界大戦前の英独建艦競争,第2次世界大戦前の日米 (英) 海軍軍備競争,戦後の米ソ核軍備競争などがそれである。軍備競争が必ず戦争につながるとはいえないが,国際的緊張と関連をもつことは否定できない。しかし軍備競争は拡大の傾向をもつと同時に,財政上の制限,戦略的理由,政治的あるいは国際的な管理や制限も働き,特に戦略核兵器体系のように共倒れの性格をもつものは量的には自動的にも制限される。軍備競争の激化と費用の増大の結果,特に大量破壊兵器の制限管理の必要が各国で痛感され,1987年の中距離核戦力 INF全廃条約や 93年の第2次戦略兵器削減条約 STARTII,化学兵器全廃条約などが締結され,軍備競争にようやく歯止めがかかるようになった。

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