軟式ボール(読み)なんしきぼーる

知恵蔵mini 「軟式ボール」の解説

軟式ボール

ゴム製で硬式ボールより柔らかい野球用のボールのこと。2016年現在、日本では全日本軟式野球連盟が公認するA・B・C・D・H号の5種がある。それぞれ大きさ・重さ・反発係数・デザインが違い、A号が一般用、B~D号が少年・学童用、H号が準硬式球とされている。初の全国統一球は1938年に制定され、51年にA・B・C号として公認球が定められた後、他種ボールが加わるなど幾多の変遷を経て、2006年にA・B・C号の基準が変更されて現在に至っている。16年12月には新公認球が発表された。A・B号が統一されM(メジャー)号となり、C号はJ(ジュニア)号となる。M号はA号より2グラム重くなり、飛距離を維持しつつ反発係数を下げバウンドが抑えられる。発売時期は、M号が17年12月、J号が18年後半の予定となっている。

(2016-12-22)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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