辛命(読み)からきいのち

精選版 日本国語大辞典 「辛命」の意味・読み・例文・類語

からき[=からい]【辛】 命(いのち)

  1. かろうじて助かった命。差し迫ってあぶない命。
    1. [初出の実例]「大将軍行家、からき命生きて、川より東へひきしりぞく」(出典:平家物語(13C前)六)
  2. ほそぼそと暮らしている命。つらい命。
    1. [初出の実例]「からき命(イノチ)を繋ぎつつ」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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