辛気心苦(読み)しんきしんく

精選版 日本国語大辞典 「辛気心苦」の意味・読み・例文・類語

しんき‐しんく【辛気心苦】

  1. 〘 名詞 〙 じれったくて思い悩むこと。
    1. [初出の実例]「母は心を染機のしんきしんくを堅横に、さおな車の手ずさびも」(出典:浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑(1734)四)
    2. 「何とも云へない辛気心苦も唯人知れぬ胸の中」(出典:腕くらべ(1916‐17)〈永井荷風〉八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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