デジタル大辞泉 「さび」の意味・読み・例文・類語
さび
[補説]語源は不詳。「さびのある声」などと同語源か。音楽業界ではかなり早くから使っていたという。
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金属あるいは合金の腐食生成物のうち,固体のものをいう.鋼のさび層は,比較的緩く付着している外層と,強く密着している内層からなっているが,組成は内層,外層であまり差はなく,その主要結晶性構成分は,γ-FeO(OH)(lepidocrocite),α-FeO(OH)(goethite),およびFe3O4(magnetite)である.とくにSO2で汚染された工業地帯で生成した鋼のさび層は,Fe3O4が少なくなると同時にFeSO4・4H2Oの結晶が主として内層に見られる.一般にさび層は,マクロな割目もあり,腐食に対しての保護性は大きくない.耐候鋼は,Cu,Cr,Pなどの添加元素を含む低合金鋼で,大気中の腐食速度が普通鋼の数分の一のものである.これは,添加元素によりさび層が非晶質化し,保護作用が強化されたものと考えられている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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