農民追放(読み)のうみんついほう(その他表記)Bauernlegen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「農民追放」の意味・わかりやすい解説

農民追放
のうみんついほう
Bauernlegen

農民をその保有地から追放すること。領主が所有地の経営合理化のため,先祖伝来住みついてきた農民を追立てる例は,たとえばイギリスエンクロージャーの場合のように各国でみられる現象であるが,農民追放といえば通常東欧全域,ドイツ,特にグーツヘルシャフトが成立した東部ドイツのそれをさす。東部ドイツのグーツヘルシャフト確立の際,領主は直営地拡大のため,農民を領地から追出すことがしばしばあった。それは東部ドイツ農民の土地に対する権利が不確実であった結果である。こうして取込んだ農民保有地を直営地として能率的な経営を行い,商品生産が遂行された。 17世紀以降顕著となり,やがて重大な社会問題となったが,プロシアでは国王の手による農民保護政策がとられ,農民追放の抑止が行われた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

二十四節気の一つで,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) として四季の中央におかれた中気。元来,春分は太陰太陽暦の2月中 (2月後半) のことで,太陽の黄経が0°に達した日 (太陽暦の3月 2...

春分の用語解説を読む