辺境伯オペラハウス(読み)へんきょうはくオペラハウス

世界の観光地名がわかる事典 「辺境伯オペラハウス」の解説

へんきょうはくオペラハウス【辺境伯オペラハウス】

ドイツ南部、バイエルン州北部のフランケン地方の小都市バイロイト(Bayreuth)旧市街にある歌劇場(オペラハウス)。ブランデンブルク・バイロイト辺境伯のフリードリヒ(1711~1763年)が夫人のヴィルヘルミーネ(Wilhelmine von Preuβen、1709~1758年、プロイセンのフリードリヒ2世=フリードリヒ大王の姉)の要望により、1744~1748年にかけて建設した、豪華絢爛バロック様式の歌劇場(オペラハウス)である。宮廷建築家・画家のジュゼッペ・ガリ・ビビエーナ(Giuseppe Galli Bibiena、1696~1757年)が内装を担当した。建設当時のまま現存するオペラハウスとしては、ヨーロッパ最古である。フリードリヒとヴィルヘルミーネ夫妻の治世下の1735~1763年には、辺境伯歌劇場のほか、ゾンネンテンペル(太陽の神殿)がある新エレミタージュ宮殿、新宮殿など、バイロイトの多くの歴史的建造物がつくられた。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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