辻井喬(読み)ツジイタカシ

デジタル大辞泉 「辻井喬」の意味・読み・例文・類語

つじい‐たかし〔つじゐ‐〕【辻井喬】

堤清二

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百科事典マイペディア 「辻井喬」の意味・わかりやすい解説

辻井喬【つじいたかし】

財界人,詩人,小説家。本名堤清二。東京生れ。東大経済学部卒。在学中に日本共産党に入党,左翼運動を展開したが,のち離れる。同人誌《近代説話》などに詩を発表,詩集《異邦人》(1961年)で室生犀星賞を受賞した。一方,父の急逝で西武グループの流通部門を受け継ぎ,セゾングループを育成,堤清二は財界の知的リーダーとなる。小説《いつもと同じ春》(1983年)で平林たい子賞,小説《虹の岬》(1994年)で谷崎潤一郎賞受賞。2007年芸術院会員。代表作に《風の生涯》上下(2000年,新潮社),《父の肖像》(2004年,新潮社),《辻井喬詩集》正続(1967年,1995年,思潮社),《辻井喬コレクション》全8巻(2004年完結,河出書房新社)などがある。2012年文化功労者。→西武百貨店

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「辻井喬」の解説

辻井喬 つじい-たかし

堤清二(つつみ-せいじ)

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