精選版 日本国語大辞典 「辿り無し」の意味・読み・例文・類語 たどり‐な・し【辿無】 〘 形容詞ク活用 〙① 道に迷うことがない。迷いやためらいなどの余地がない。[初出の実例]「そのころ、たうよりわたり給たるひじりの、たうとくてさうなどをし、のちの世もたどりなくするがあるをきき給て」(出典:あさぢが露(13C後))② ( 「たどり」は捜し求めて行く場所の意か ) 目的地を定めない。行くえを定めない。[初出の実例]「たどりなき風雲に身をせめ、花鳥に情を労して」(出典:俳諧・幻住菴記(1690頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例