近江聖人(読み)オウミセイジン

世界大百科事典(旧版)内の近江聖人の言及

【中江藤樹】より

…藤樹は儒学,医学を講じて多くの門人を養成したが,熊沢伯継(蕃山)と淵岡山は,その陽明学風を継承した双璧といわれる。徳行をもって聞こえ,数々の逸話が伝えられるが,死後とくに名声が高まり,近江聖人と呼ばれるようになった。著書に《翁問答》をはじめ,《論語郷党啓蒙翼伝》(1639),《孝経啓蒙》(1642),また《大学考》《大学解》《中庸解》《中庸続解》や《鑑草》(1647)など儒学関係のもののほか,《捷径医筌》(1638),《神方奇術》(1644)など漢方医書があり,《藤樹先生全集》増補再刊版5冊(1940)に著作が網羅されている。…

※「近江聖人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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