追手小路(読み)おうてこうじ

日本歴史地名大系 「追手小路」の解説

追手小路
おうてこうじ

[現在地名]甲府市丸の内まるのうち一―二丁目・中央ちゆうおう一丁目

城の南郭内にある武家地の一つ。大手おおて小路とも記される。追手門前から南端片羽かたば町口門までの南北の小路で約二〇〇間(甲斐国志)。その間、松原まつばら小路と交差するまでを大手前おおてまえともよんだ。柳沢氏時代には追手門前に城代平岡将監の屋敷があったが、幕府領になるとその屋敷跡は甲府勤番支配追手役宅になった(裏見寒話)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android