精選版 日本国語大辞典 「造紙院」の意味・読み・例文・類語 ぞうし‐いんザウシヰン【造紙院】 〘 名詞 〙 平安時代、図書寮(ずしょりょう)の別所で、官用の紙を製するのを管掌した所。所在地はたしかでないが、勘解由小路(かでのこうじ)の北、蒲小路の東、現在の京都市右京区花園妙心寺東南の木辻あたりといわれる。紙屋院(かみやいん)。造紙院の補助注記「二中歴‐一〇」に「院〈略〉弘文造紙 施薬崇親〈略〉造紙 一云紙屋」とある。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例