道明寺粉(読み)ドウミョウジコ

デジタル大辞泉 「道明寺粉」の意味・読み・例文・類語

どうみょうじ‐こ〔ダウミヤウジ‐〕【道明寺粉】

道明寺ほしいをひいた粉。製菓材料などに用い、道明寺種ともいう。

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精選版 日本国語大辞典 「道明寺粉」の意味・読み・例文・類語

どうみょうじ‐こダウミャウジ‥【道明寺粉】

  1. 〘 名詞 〙 道明寺乾飯(ほしいい)をひいて粉にしたもの。和菓子の材料にも用いた。どうみょうじだね。

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世界大百科事典(旧版)内の道明寺粉の言及

【米】より

…米の粉はおもに和菓子の材料として使われている。うるち米を水洗し臼びきして得られる糝粉(しんこ),もち米を水洗し臼びきし多量の水で洗った後乾燥した白玉粉,餅またはもち米を蒸してから乾燥し石臼で粗びきした道明寺粉などがそれである。このほかうるち米の粉を原料としためんの一種であるビーフン,うるち米を蒸して乾燥したα米,同じようにもち米から作る即席餅などの製品もある。…

【乾飯】より

…江戸時代には道明寺(どうみようじ)糒が,仙台の糒とともにその良質をうたわれ,道明寺は糒の同義語にもなった。現在ではもち米を原料とする糒を挽(ひ)き割ったものを道明寺種(だね),道明寺粉といい,つばき餅,桜餅その他の和菓子の材料とされる。料理では,白身の魚の上にのせて蒸す道明寺蒸し,これを衣にして揚げる道明寺揚げなどがある。…

※「道明寺粉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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