道祖元町(読み)さやのもとまち

日本歴史地名大系 「道祖元町」の解説

道祖元町
さやのもとまち

[現在地名]佐賀市道祖元町

佐賀城の西にある与賀よか神社の前から真っすぐ西に延びている道があり、与賀馬場よかばば八丁馬場はつちようばばを経て道祖元神社の前を通り、道祖神さやのかみ橋から西へ「七十間」(佐嘉繁昌記)がこの町である。北の長瀬ながせ町に平行している。長崎街道から外れるが、厘外津りんげつにつながって海路からの佐賀城下への通路になっている。嘉永七年(一八五四)の竈帳によれば、実竈数八七であるが、空屋敷などの休竈が一八竈もあり、人口は男二〇五人、女二一六人、計四二一人。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android