通路(読み)ツウロ

デジタル大辞泉の解説

つう‐ろ【通路】

出入りや通行のための道。とおりみち。
道を行き来すること。
「首に掛けたる―の割符」〈浄・会稽山
交際すること。連絡をとりあうこと。
「西国へ逐(お)ひ下し、年来―を絶ちて候へば」〈読・弓張月・前〉

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精選版 日本国語大辞典の解説

かよい‐じ かよひぢ【通路】

〘名〙
① 行き通う道。かよいみち。
※古今(905‐914)物名・四六五「春霞なかしかよひぢなかりせば秋くるかりはかへらざらまし〈在原滋春〉」
② 恋人の所へ通う道。
※伊勢物語(10C前)五「人知れぬわがかよひぢの関守はよひよひごとにうちも寝ななん」
③ 駅路の公道。
※出雲風土記(733)意宇「茲(ここ)より西は浜なり。〈略〉通道(かよひぢ)の経るところなり」

つう‐ろ【通路】

〘名〙
① 通行のための道路。かよいじ。通り道。
※続日本紀‐養老二年(718)五月庚子「阿波国、境土相接、往還甚易。請就此国、以為通路。許之」
※太平記(14C後)三一「河内東条の通路(ロ)を塞て」 〔晉書‐杜預伝〕
② (━する) 道を往き来すること。往来。
※政基公旅引付‐永正元年(1504)四月五日「然者此谷可通路事、地下難之由可申也」
※浮世草子・新御伽婢子(1683)二「爰を夜中に通るもの必(かならず)死するとて暮の後人敢通路(ツウロ)せず」
③ (━する) 交際すること。つきあうこと。また、手紙などのやりとりをすること。連絡をとること。
※浄瑠璃・心中重井筒(1707)上「あすすぐに返弁し向後房とはつうろせぬ」
※読本・椿説弓張月(1807‐11)前「故ありて西国へ逐下し、年来通路(ツウロ)を絶て候へば」

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世界大百科事典内の通路の言及

【住宅】より

…分離の度合には動線的,視覚的,音的な要素が関係する。動線的には,距離や連結方法,すなわち直接的な連結,通路を介しての連結,階段を介しての連結によって分離の度合が異なる。境界に用いる材料によっては,石やコンクリートのような厚い壁による明確な分離,ふすまのように視線は遮断するが音的遮断性の弱い分離,透明ガラスのように視覚的な連続性を保ちつつ音を遮断する分離などを実現することができる。…

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