遠州名物(読み)えんしゅうめいぶつ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「遠州名物」の意味・わかりやすい解説

遠州名物
えんしゅうめいぶつ

江戸初期の数寄(すき)大名小堀遠州が集めた名物茶器総称。一般には『遠州蔵帳(くらちょう)』といわれる名物帳に収められたものをもって遠州名物と称しているが、蔵帳記載のすべてが遠州自身の所持になる茶器かどうかは不明である。

[筒井紘一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android